三重県松阪市からR42号線で尾鷲方面に走ると相可(おうか)という町がある
亡くなった母の実家がある町でもあり
幼い頃からよく訪れるところでもある
旧伊勢街道と尾鷲街道が交差するところでもある
いまは42号線バイパスが町の上を通り
うっかり通り過ぎてしまう様になってしまった
そのむかし尾鷲や伊勢に向かう人達で
たいそう賑わったそうである
ここに老舗
創業元禄年間 三百年を誇る銘菓
「まつかさ餅」長新(ちょうしん)がある
伊勢の「赤福」の大規模生産にかくれその存在を知る人は少ない
家族で製造しており 一日の製造量も限られる
当然「うりきれ御免」の店である
上質の米を材料にした餅に
あんはこうばしい黒砂糖あんが包まれている
餅の上に米粒が乗せられ
まつかさの形を現しているのだという
添加物など一切ない昔ながらの製法
そのため一日で表面が堅くなる
蒸しなおしか 油で揚げてもおいしい
三重は餅菓子が多いところとしても知られているが
昔ながらの素朴な味 特に黒砂糖のあんは絶品
生産量が少ない為 電話確認が必要また休業日も不定
三重県多気郡多気町相可564
0598-38-2018
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