9月26日
きのう 丹生のふれあいの里でさつまいもを買った
さっそく さつまいもごはんのリクエストがあり
ご飯を炊いた
2合の米に 200gくらいのさつまいもを1本
適度に皮をむいて
1~2㎝角ほどに切りそろえる
規定量の水を入れて炊きあげればできあがり
ワシはサツマイモご飯を食べると小さい頃をおもいだす
毎日さつまいもの入ったおかゆやった
コメのご飯なんか食べさせてもらえんかった
丸く平らな麦が主食で
おかずは目刺しか漬け物それに味噌汁
コメの飯は残り物を蒸かし直し したもんや
志摩の とある場所で
小さな宿屋をしていた両親
コメの飯は「お客さんに出すもの」で
従業員や子供たちは麦飯が普通やった
卵焼きは兄弟3人で取り合い
それもお客に出すだし巻きの両側を切った物
お客に出した 食べ残しも争奪戦
刺身 煮物 焼き物 ぜ~んぶ
箸をつけたもんまで 取りあいやったな
大阪「船場吉兆」が問題になったが
そんなことは当たり前 使い回し
全部ワシらの口に消えた
生きていくのに エエカッコできん時代やった
吉兆はんも昔の常識は通用せんようになっとったんやな
ワシらの時代なら当たり前 かわいそうに
50年前やな伊勢湾台風がきて
何もかも吹っ飛ばしてしもた
食うもんも 着るもんもなかった
住むとこさえ 屋根の瓦は無し
窓のガラスは無し
そんな生活が何年も続いた
それでも両親は子供を飢えさせんと
教育も受けさせ 一人前にしてくれた
もうこの世におらんけど 感謝 感謝 感謝
小学1年の時やった
9月26日は
伊勢湾台風から50年やったな