1月23日
毎年この時期になると書いとるようにも思うんやが
「ブンセン」の車が慌ただしく志摩地方を行き交う
全国生産量が約1000トン
その70%を三重県が占める
多くは加工用 海苔佃煮になるのが多い
緑色の「ヒトエグサ」という種類の海藻や
乾燥し「板状」にして出荷される
三重県のこの時期の風物詩の一つになっとる
遠浅の入江を利用して海苔網を張る
湾内が幾何学模様に仕切られる
朝夕の陽の光の当たり具合でたいへんきれいに見えるもの
乾燥した「あおさ」は名前のごとく色青々と
香り高く
ほんのひとつまみ味噌汁や汁物に入れるだけで
瞬く間にひろがりなおさら香りを増す
年中欠かせないものにこの 海苔佃煮
ブンセンの「アラ」がある
適度に甘辛く ごはんがすすむ
永谷園の海苔佃煮もあるが 割高や
高級調味料を使用とあるが
そんなことはどうでもエエんです
自家製で海苔佃煮を作る手もあるし
材料には事欠かん
年々ちょっとづつ乾燥あおさが値上がりしていくようで
ちょっと厳しくもある
志摩の冬の名物
酢の物 天ぷら サラダ 納豆にまぜて
チーズと混ぜて焼き物に 卵焼きの具としてなどなど
用途はアイデア次第
志摩の青さをたくさん食べてください