2009年5月27日水曜日

あれから50年 伊勢湾台風

 
5月27日 中日新聞の記事に
伊勢湾台風から50年の連載が始まっている 伊勢湾台風(いせわんたいふう
昭和34年台風第15号、国際名:ヴェラ〔Vera〕)とは、
1959年(昭和34年)9月26日土曜日紀伊半島に上陸し、東海地方を中心に近畿から東海の広範囲で大きな被害を及ぼした台風である。
 当時私は小学校に入学したばかりだったと思う 
台風15号の予報は出されていたが 急速な発達により強い勢力を維持したまま 紀伊半島に上陸した 当時の勢力数値 気圧      930ミリバール(当時) 最大風速   60メートル 暴風雨圏   半径300キロ(風速25メートル) 台風経路   九州を除くほぼ日本縦断 進行速度   時速60~70キロ 超大型台風だった  
速度が速かったため上陸後も勢力は衰えず 一気に日本を走り抜けたようだ 
 幼いながら記憶は残っている 当時両親は賢島の英虞湾を見下ろす高台で 小さな旅館をしていた 台風が近づいている 
勢力が大きいなどの情報はあったので 両親はじめ従業員は雨戸に板を打ち付けたり 
建物の補強や整理をした しかし実際は予想を遙かに超える強力な台風だった
 紀伊半島に上陸後はスピードも上がり急速に 風雨が強くなり 
大人達はその対応に追われた 風は数千枚の屋根瓦をドミノ倒しをするがごとく ひんめくり 窓やガラスを容赦なく破壊した 
窓が破られると強風が吹き込み こんどは部屋中を破壊して回った
 強風に窓を破られまいと大人達の闘いは続いたが
 防戦もむなしく突風に吹き飛ばされた
 窓ガラスが飛散し顔や体を傷つけるに及び
 父は 「もうどうにもならん」 「けがの治療をして避難してくれ」 と従業員さん達に話していた 自然の猛威に人間の力のはかなさを 幼心に焼き付けられた一瞬だった 
 ますます風雨は強まり ビールやジュースの箱(当時は木箱)が 中身の入ったまま巻き上げられ うち捨てられた 「ガシャーン」「バリバリ」
 今でも耳に残る もちろん停電しており ロウソクの火や懐中電灯の灯りの中 
台風の一刻も早い通過を待ち望んでいた
 一瞬すべての風雨が収まり静かになった 「台風の目」の中に入ったのだ 
あれが台風の目や! 父は言った
中心はオレンジ色だっつた 月に照らされ薄い雲がそう見えたのかもしれない が 
ものの10分もしないうちに また暴風雨が襲ってきた 「台風の吹き返しや」と父は言う
 この吹き返しで建物はまた破壊され 屋根の土と骨組みだけにされた 恐ろしい一夜が明け
目にした物は さらに悲惨な状態だった 
家中割れたガラスがつもり
足の踏み場もなかった 英虞湾の真珠筏は互いにぶつかり
櫓を組んだように 賢島駅付近は観光船や真珠筏が駅舎まで乗り上げていた
 道路や線路も寸断され台風の爪痕というには 恐ろしい光景だっつた  
 死者行方不明者 5098名 負傷者       
39000名に及ぶ 明治以来最大の台風だった
 日本を縦断したため被害は甚大になり それからの復興には多くの時間と 
すべての人達の尽力があった あらためて
 犠牲になられた方々にご冥福を 復興に尽力された方々に感謝を 
 あれから50年めを迎える

2009年5月26日火曜日

マスクはおどる 日本も躍る


5月26日


日本全国新型インフルエンザで右往左往


マスクは日本では呼吸器系の病気や塵埃の防御用として認識されている

それほど感染系の病気に対して効果は認められてはいない


最近はこの事情も変わってきているらしいが

海外ではマスクは病気用ではなく上流階級の方々が

羽目を外したいときにつけるフェイスマスクの意味合いが大きいらしい
仮面舞踏会のようにな


先ほどのニュースでは関西で

若者が路上で「サージカルマスク」を売っている光景が

放映されていた

ついにここまで来たか?


売る方も売る方なら

買う方も買う方や


7枚で¥1000?

釣り銭のいらん金額で売るとこも憎いな

知らんことや人の弱みにつけこむあくどい商売

いつの世もあとを絶ちまへん


あなどってはいかんが

必要以上に騒ぎ立てるのもあかん

注意や気をつけることは大事やが

躍らされたらあかん



2009年5月25日月曜日

マイナスイオンてなんや?


5月25日

なにげなくウイキペディアを開いてみる
調べ物をするとき参考にする
インターネット上の百科事典だ

試しに「マイナスイオン」と入れてみた
マーケッティング用語で和製造語
宣伝用のキャッチコピーだという

あれ?科学用語と違うんかい?

ひところ「マイナスイオン」をつけた
電気製品や水処理機が流行ったことがあり
今でも続いている

あたかも健康によいイメージを消費者に与え
確たる証拠や効果もないまま商品が出回っている
化学や物理に詳しくない一般消費者には
耳障りの良い言葉だったのかもしれない
テレビのコマーシャルなどで 滝から水が流れ落ち
清涼感あふれる清潔なイメージを消費者の頭に刷り込む


最近ニセ科学疑似科学という言葉が
よく聞かれるようになってきた

巷にあふれる情報のほとんどが
垂れ流しで誰も責任を取らない

情報の取捨選択は自分にあるが
どれがほんとうで うそなのか
またどちらとも言えない物なのか
日本人は「あいまい」「まあまあ」が好きなようだ
テレビを初めとするマスメデイアの報道や宣伝
今一度本質を見極める
目や知識を高めなければならないようだ