2009年12月21日月曜日

友達商法??

12月21日

午前中は晴れていたが
午後から曇り空 
ぱらっと降ったのか 地面がぬれている

夕方四時頃 突然電話が鳴る
我が家に電話? 普段電話など掛かって来ない家なのに
なんぞ悪い知らせか?

女の声で
・・・さんのお宅ですか?
我が家は相手が名前を言うまで返事をしない
・・・・・・・・!


私 ・・・君の学生時代の友達で・・・と申しますが
「・・・君(息子の名前)いらっしゃいますか?」
常識的に考えてこんな時間家におるはずないやろ・・
自営業ならいざしらず と思いつつ

息子はここにはおりませんが・・
「どちらに? 」 
京都やけど なんか?
「なにしてみえますの?」
ホンマ こいつ友達かいな?
もう卒業して10年も経っとんねんで?
その間なにも連絡せんかったんかいな? 

「なんであんたに言わなあかんねん」?と思いつつ
「何か用ですか?」

女・・「お正月は帰ってこられるんですか?」
来ませんよ!!

ほんまコイツ友達かいな?
「あの~連絡先おしえてもらえません?」
でたな~

それはでけん!!

あんたは息子のこと知っとるんやろけど
ワシはあんたのこと 知らんがな

そんな個人的なことは息子に確認してからにしてんか
教えられん!!

これが友達商法とか言う奴かいな?
場合に依れば息子家族の生命 財産に関わること
ハイ そうですかと言うわけにはいかんわい

気分害するやろけど 
ホントに友達なら 友達の輪で聞きなはれ

こんな 息子や娘に架かってくる電話
親がきっちりガードしてやらんとあきまへん

もし このブログを見ている方おられましたら
お宅でも 十分お気をつけくださいませ

2009年12月20日日曜日

いただき物で今夜の献立を

12月20日



伊勢志摩地方は暖かです
朝は結構冷えたけど 日差しもあって
あたたかくなりました 風も収まりましたよ

妻の実家でもらってきた 野菜たち
それぞれに 利用させてもらう
大根の葉は 細かく刻んで ごま油で炒める
つゆの元で味付けて いりごま 七味や一味を好みで
さらに かつおの削り節を混ぜ込んだ
炊きたてご飯の上にのせて食べると 香ばしくうまい
大根の皮もきんぴらにしたら 捨てるとこなんかあらへん



もちろん 大根の本体もいただきましょう
輪切りにして 昆布と煮る
ピリ辛味噌や 柚子味噌で
ふろふき大根
うみゃ~ぞ
圧力鍋で芯まで煮た



里芋もたくさんもらってきたので
妻の好物 
「きぬかつぎ」にする
最近妻が買うてきた タジン鍋

我が家の畑でとれたじゃがいもと蒸し焼きにして
「きぬかつぎ」とふかしいもを楽しもう






タジン鍋

2009年12月17日木曜日

蘇民将来子孫家

12月17日



注連縄の掛け替え


師走も半ばを過ぎ
そろそろ年末年始の準備に取りかかる
我が家の玄関に架かる注連縄(しめなわ)
伊勢志摩地方では一年中お飾りしている

この時期新しいものを買い求め
古いものは年越し参りに 神社で焼いてもらう


注連縄は「天の岩戸」伝説から
縄を張り 二度と岩戸に入れぬよう括り付けたもの



以来清浄 潔白な物や場所を区別する目印となったとある
注連縄を 標縄とあらわすこともあるという
神域と現世を隔てる結界としたものらしい
転じて 自家に災難や疫病を持ち込まない神聖なものだ




伊勢志摩の多くの家では

蘇民将来子孫家」と書かれた木札がついている
七福即生
七難即滅

蘇民将来子孫の伝説




志摩の海女との関わり



木札の裏にはこんな印が書かれている



志摩地方は古来より海との関わりが深く
特に 「海女」はその典型的な存在だ
危険と隣り合わせの仕事ゆえ
まじないや 悪霊封じなどの風習は多い



白い磯着にこの印を黒糸で刺繍し
災難除けのお守りとして 現在に受け継がれている
白い磯着から黒のウエットスーツに様変わりはしたが
手ぬぐいなどに刺繍されているという



この印は陰陽道から由来したものらしく
陰陽師の
「蘆屋 道満」 あしや どうまん=ドーマン
「安倍 晴明」 あべの せいめい=セーマン
をあらわす



ドーマンは九字から 

四本×五本の線が交差する点を”目”とし
海中作業も絶えず見張り海女の安全を”見張る”意味を持つ



セーマン 五芒星

一筆書きが出来 
書き始めの”元に戻る”ことから
無事生還祈願を表すのだという


素戔嗚尊と牛頭天王
スサノオノミコト  と  ゴズテンノウ
については上記などにまかせるとして
伊勢志摩地方には「天王祭り」をするところが多い



牛頭天王は疫病や災難から民を守ってくれるが
大変な「大食漢と派手好み」らしく
この神様を護持するにはたいへんな物入りだったらしい
小さな集落や地域ではお祀りできず
村人が そっと船に乗せて流したという
それでお祀りする地域は
沿岸部や島または川に面したところなど
水に関わるところが多いのかな?
もうひとつの説としては 津島神社で
「天王祭」を終えてから お札が川に流された
そのお札が伊勢湾内 沿岸地域に漂着し
地元民がお祀りしはじめたとの謂れもある




この地域では
愛知県津島市の
津島神社」が総元締めである
津島の天王祭りは朝祭りの静寂と宵祭りの華麗さを併せ持ち
尾張の初夏の風物詩でもある



牛頭天王のわがまま 派手好みを現すがごとく
各地に残る「天王祭り」「蘇民祭」は荒々しさや華麗さを併せ持つ


余談



尾張津島神社の社紋  木瓜(もっこう=きうり)
野菜のきゅうりの切り口に似ているところから
祭り期間中はきゅうりを食べない 又は
余りに恐れ多いとし 輪切りにしないところもあるらしい




注連縄飾りにつけられているもの

稲穂
五穀豊穣のいのり 沢山の収穫を祈願

橙(ダイダイ)
家が代々続きますように 実が成熟しても落下しにくい果物

裏白(うらじろ)
心根の真っ白な清らかな心

ゆづり葉
若葉が成長し 古い葉が落ちる 親が子に代を譲る
長寿と引き継ぎの願い

藻(ほんだわら)
海の幸がたくさんとれますように
海草=藻をかる  儲かるの祈願

御幣 ギザギザの切り紙は雷=稲妻を表現する=光(明るさ)
古来より神は稲妻とともに現れる 
来る年が明るい年でありますよう