2010年12月29日水曜日

今年最後のお休み

12月28日

妻が今年最後の休みの日だった
31日からは例年通り年越し勤務となるし
来年1月1日も 夜8時以降の帰宅となる

今年最後の夫婦で過ごせる時間をと思い
豊受大神宮(外宮)
倭姫宮
月読宮
伊雑宮と神宮関連の別宮 摂社 末社 所管社をめぐる
妻も店を訪れる方々から神宮について尋ねられることも多いという
所在地やいわれなど知っておいて損はない
伊勢の地に住むものに取り「当然知っていること」と
来訪者はたずねてくる 

チョット知識があるのとないのでは説得力が違う
そんなわけで夫婦で神宮関連の神社巡りに出かけた
内宮は二人で何度かおとずれ それなりに覚えがある
外宮は今までそれほど訪れる機会もなく
知らないことも多いという


外宮御正殿入口
もうすぐ年末年始のお参りがどっと押し寄せる
神域のあちこちでは準備に余念がない
押し寄せる参拝客をさばくため
普段は開かない塀などに通路が造られたり
綱が張られたりしている



12月に入り外宮内宮ともぐっと参拝客数が減少している
年末年始の準備に忙しいのか
年越し参りで来ることにして 出控え変えているのか
いずれにしろ12月は参拝客が極端に少なくなるのだ

ご正殿手前の通称「三つ石」
川原祓所といい 遷宮の時お祓いをするところだが
最近パワースポット として人だかりがするようになった
神宮側としては迷惑な話だという



御正殿から別宮への参道に掛かる橋
通称「亀石」この方向からみると
亀にみえる 縁起のいい橋







御正殿内は撮影禁止だが 唯一外から御正殿の屋根がみえるところがある
それがどこか 探してみるのもおもしろい


清盛楠
神社の神域内にはなぜかしら
楠が必ずと言っていいほどクスノキが存在する
どうしてなのか調べてみる価値もありそうだ

平清盛が勅使として参詣の折 被っていた冠がこのクスノキに触れ
冠が脱げてしまった 怒った清盛はこのクスノキを切らせたという謂れがある
枝だけ切ったか 幹から切ったのかは定かではないが
新しく芽が出てご覧のような大木になっている




豊受大神宮をあとにして
倭姫宮へ向かった
倭姫宮は神宮を「伊勢の地へみちびいた神」としてしられる





倭姫宮





つづいて月読宮






月読宮 月読宮荒御魂 伊邪那岐命 伊邪那彌命 四柱をお祀りする




参拝後妻が気づいた
「紫式部」と「クチナシ」
とくに紫式部は初めて見るものでした



ここにも巨大なクスノキがありました
大きさを比べるため妻をそばに立たせてみた
やはり大きい




同じ神域内にある
「蘆原神社」
古くはこのあたりまで五十鈴川の蘆原があった名残とか




神宮内宮の別宮として格式も高い



神域をはいり 右手にある通称「きんちゃく楠」

多くのコブや苔生した様が年代をものがたる



伊雑宮入口に道を挟んで建つ「剣道場」

風格のある佇まいにおもわず写真を撮った



伊雑宮御正殿
ここは日本三大御田植祭をするお社として知られており

毎年6月24日には 「御田植祭」が盛大に行われ

近郷近在からの多くの参拝者をあつめる
結婚して30年が過ぎるが地元をゆっくり見て回ったり案内したことはない

灯台下暗しの最たるものである

ついつい地元のことは「知ってるつもり」としてしまうが

「地元民が地元を一番知らない」 のかもしれない

二人でそんなことを話しながら家路についた

これからは地元探訪もふたりの楽しみとなりそうだ

毎年正月のない夫婦にとって こころやすらぐ一日を過ごせた

ありがとうございます

2010年12月26日日曜日

なかむら珈琲 伊勢河崎

12月25日

数年前から妻の仕事の関係でお付き合いをいただいている
伊勢河崎「なかむら珈琲」中村雅則さんを訪れた
コーヒーマイスターの資格を有し
伊勢の市民講座や五十鈴塾などでも講師をされておられる方



伊勢河崎は伊勢のだいどこ=台所として明治まで隆盛を極めた
伊勢の住人や神宮を訪れる方々の物資供給と物流の中心地だった

伊勢の港から勢田川沿いは海の玄関口として
文化物流の拠点でもあった

海運から陸運に様変わりし かつての活気はなくなりつつあるが
住民が生活していて 当時のすがたそのままに存在している
勢田川沿いに残る大倉庫群は当時の隆盛を彷彿とさせる
伊勢河崎商人館を中心に町並み保存につとめている


その河崎で自宅を改造し 珈琲工房を営んでみえます
玄関を1歩入るとコーヒーの焙煎機や豆
珈琲を淹れる器具などが目に飛び込んできます

日本庭園に面した茶房はノスタルジックな世界へ連れていかれるよう



いつも中村さんご夫婦のあたたかいおもてなしに
こころやすらぐひとときと ご主人こだわりの珈琲をいただく
ここにはメニューはない 自分の好みを言うと
ストレートであったりブレンドをその場でしてくれる
珈琲を愛する者がなせる技でもある

お水や砂糖やフレッシュミルクなどは出てこない
中村さんが私のためにこころをこめて淹れてくれる珈琲があらわれるだけ
時間があれば珈琲の話もしてもらえるが
この日は焙煎中で片時も目を離せない時であった
モカとモカジャバをいただく
飲み比べてみよと言われる
芳醇なかおりとジャバの苦味がかすかに残る

以前頂いたコーヒーの木
大きくなりました
次々新芽を出し 幹も太くなってきておるようです

中村さんこだわりの珈琲から選られて
おメガネに叶わなかった豆たち
家庭菜園や脱臭用として頂戴した
家でオーブンで炭化させ炭としてつかうことにする
おかげさまで 家中 珈琲の香がただよっています




香り高いひとときをありがとうございます

なかむら珈琲

   伊勢市河崎2-27-1


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2010年12月24日金曜日

我が家族 年末は



きょうはクリスマスイブだという
我が家族は正月 お盆 クリスマスなどといった習慣はない
客商売という環境に生まれ育ち
正月や 盆など家族が揃って休むなどの覚えはない


巣立った子供たちも 息子は中華の調理師
娘は夫婦で大型コンピュータのSE
息子の妻は看護師

妻は神宮界隈の喫茶店で責任者
私は息子の妻同様 いのちと向き合う仕事に身を置く

まあこの先も正月やお盆で一家が顔をそろえることはないだろう
世間が盆暮れで集まっている頃でも
我々と同じく 社会の片隅でそれを支えている人がいる

今年もあと わずかとなりつつあるが
家族が皆健康で穏やかな新年を迎えられるよう
祈るばかり
やっと年賀状をつくり 出し終えた