仕事で和歌山県高野山へ行くことになった
老人施設に入居中の女性77歳の墓参が目的だ
大阪にお住まいの頃は毎月高野山へ来ていたという
三重県津市から車で約160キロ 3時間から4時間をみていた
朝8時に津市を出発 休憩等も入れて11時40分頃到着した
和歌山県橋本市から高野山への登山道があるが
道は細く 鬱蒼とした原始の山
おかげにクネクネ道で 冷や汗モノ
それでも何とか高野山にたどり着いた
弘法大師空海が修業の場としてひらいた
高野山真言宗の総本山だ
真言宗も主な宗派だけで18を超えるという
今回の仕事はドライバーに徹し 往復の運転をした
標高1000メートルの ”空中宗教都市”
気温も低く 防寒着をシッカリ着込んだ人が多い
私は”仏教”に関しては宗旨宗派が異なることもあり
どこの寺院に行ってもお参りはしない主義
今回は町外れにある「奥の院」
空海の霊廟があり その手前に
数万基の”石碑”が立ち並び圧倒される
”石碑”としたのは観光バスが着くと観光客を連れて案内する
”高野山ガイド”の説明に耳を傾けていてのこと
本当の墓は別なところにありながら 高野山へも墓所を設けているので
形式的なものだという 魂はここにありません
これば単なる石碑ですといい 観光客の笑いを誘っていた
少しでも天国に近くへの思いで ここに墓所を設けるのか
中には日本を代表する企業の慰霊塔などが立ち並び
コマーシャル合戦をしているかのごとく映るのは私だけかな
「名刺受け」なる石碑を設けている会社も多い
なんだここは?
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”お大師様”の霊廟にお参りをし
空中都市は気温も下がり ご本人さんの体にも震えが来た
体調をくずされてもいけないので 残念ながら
”お墓参り”は叶わなかったが
帰路に着くことにした
空中宗教都市”高野山”
100を超える寺院がたちならび
その大半が”宿坊”を兼ねるという
観光協会も「旅館案内」ではなく
”宿坊案内” の文字が
8つの峰が重なり 蓮の花が咲いたような形とされている
高い 八つの峰 高八山=高野山か
とういわけで墓参の願いは叶わなかったが
依頼主を無事施設までお送りできたことは
自分の仕事としては満足
だが信者か仕事でなければ
”もう二度と行きたくない”ところではある
朝5時起床で 帰宅午後9時
自分自身に お疲れ様