2011年2月6日日曜日

賓日館とひなまつりめぐり

2月6日

二見
「賓日館へでかけた
皇族関係者や著名人の伊勢参宮や静養 海水浴用の宿として創建された
明治20年の開館と聞く
明治44年には隣接の「二見館」に払い下げられた
二見といえば夫婦岩
興玉神社 最近ではシーパラダイスという水族館か
昔は関西人の新婚旅行のメッカ
小中学校の修学旅行宿泊地として栄えたが
昭和42年代 近鉄鳥羽線 宇治山田ー鳥羽間の新設から
外れたことから凋落し始め
ひところのような輝きは消えた



二見館も閉館し
賓日館も二見町に寄贈された
いまは三重県有形文化財として指定を受け「資料館」の顔を持つ
長く皇族方や著名人の宿として
建築 調度 景観 書画骨董を競い他の追随を許さなかった

皇族や著名人が眺めたであろう二見ヶ浦をみる窓



御殿の間




玄関の上に位置し二見の海を眺められる角部屋



三重県の書家
市川塔南の書

みごとな書と舞台

いま ひなまつりめぐりと称し

館内各部屋に雛人形が時代別 素材別など分類され展示されている

雛人形には興味がない

それより 建築 調度 書画骨董のほうが見ごたえがある

人形はある種 気味悪さがぬぐえない
人形=ひとがた にんぎょう
元は「流しびな」として おのれの「穢れ=けがれ」を
ひとがたに切った紙で自分の体をこすり
人形に移し 穢れを水に流すという行為

自分の代わりに汚れを流しさってくれる物として行われた





120畳敷の大広間





天井は折上格天井 御殿様式そのままだ





庭のしつらえにも力が注がれている






二見の名物


もち米をつききらず 荒く残した餅に

あっさりとしたこし餡





なかなかいけます